Ingress-NGINX退役前に知っておきたい、5つの意外な挙動とGateway API移行の落とし穴
Kubernetesブログが、2026年3月に退役予定のIngress-NGINXに潜む5つの意外なデフォルト挙動を解説し、Gateway APIへ移行する際に見落としがちな落とし穴と対処法を紹介しています。同時に公開されたGateway API 1.5の新機能や、移行支援ツールIngress2Gatewayの取り組みにも触れています。
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Kubernetesブログが、2026年3月に退役予定のIngress-NGINXに潜む5つの意外なデフォルト挙動を解説し、Gateway APIへ移行する際に見落としがちな落とし穴と対処法を紹介しています。同時に公開されたGateway API 1.5の新機能や、移行支援ツールIngress2Gatewayの取り組みにも触れています。
分散トレーシングツールJaegerのv2.16.0が公開されました。Go 1.25.7への統一やリモートサンプリングのレガシーAPI削除といった破壊的変更に加え、Kafka/Elasticsearch/ClickHouse周りの機能改善、UIの内部リファクタリングが行われています。バックエンドとUI双方に多数の修正が含まれる注目のリリースです。
Kubernetesコミュニティは新たに「AI Gateway Working Group」を立ち上げ、AIワークロード向けのネットワークインフラの標準化に取り組みます。Payload処理やEgress Gatewayなど複数の提案が既に進行中で、Gateway APIを基盤にAI特有の要件へ対応します。KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026でも活動内容が紹介される予定です。
Kubernetes公式ブログに、本番環境でのデバッグ作業を安全に行うための実践的な指針が公開されました。cluster-adminや共有bastion、長期SSHキーに頼らず、RBACによる最小権限・短命な認証情報・just-in-timeゲートウェイを組み合わせるアーキテクチャを提案しています。既存のKubernetes環境に大きなツール変更なしで適用できる点がポイントです。
Kubernetes公式ブログで、長時間稼働する自律型AIエージェント向けの新しい抽象化「Agent Sandbox」がSIG Appsの下で開発中であることが発表されました。Sandbox CRDによる強力な分離とライフサイクル管理、Extensions APIによるコールドスタート解消が特徴です。GitHubで公開されており、Python SDKも利用できます。
Kubernetes SIG Networkは、IngressからGateway APIへの移行を支援するツール「Ingress2Gateway」の1.0を公開しました。2026年3月に予定されるIngress-NGINXの廃止を控え、対応アノテーション数の大幅拡充と実クラスタでの結合テストにより、より安全な移行が可能になります。
Kubernetes公式ブログが「Kubernetes v1.36 Sneak Peek」で次期リリースの概要を公開しました。ingress-nginxの引退を踏まえたAPI非推奨・削除プロセスの解説に加え、Serviceの.spec.externalIPs非推奨、gitRepoボリュームの完全無効化、SELinuxラベリング高速化のGA化などが紹介されています。
RabbitMQサーバーの次期メジャーリリース4.3.0のリリース候補版がGitHubで公開されました。メタデータストアがKhepriに一本化され、Mnesiaベースのパーティションハンドリングやクラシックキューの旧ストレージ実装(CQv1)が完全に削除されます。あわせてQuorum Queueには優先度制御や遅延リトライなど多数の機能強化が加わりました。
Supabaseの2026年4月版アップデートでは、KubernetesオペレーターMultigresのオープンソース化や、GitHub連携の全プラン提供が発表されました。あわせてStripe Projectsへの参加やSSH経由のドキュメント提供、Studioの細かな改善も紹介されています。
Kubernetes SIG Networkが2026年2月27日にGateway API v1.5を公開しました。ListenerSetやTLSRouteなど6つのExperimental機能がStandardチャンネルに昇格し、リリースプロセスもKubernetes本体のようなrelease train方式に刷新されています。Kubernetes 1.30以降であれば最新のGateway APIを利用可能です。
Kubernetes v1.36が公開され、70件の機能強化のうち18件が安定版(Stable)、25件がベータ、25件がアルファに到達しました。kubeletのきめ細かなAPI認可のGA化、Pod単位のリソース健全性のベータ化、ワークロード単位のスケジューリング機能のアルファ導入などが目玉です。ストレージやセキュリティ、API基盤に関する多数の改善も同時に安定版へ移行しています。
Kubernetesの公式ブログによると、SELinuxを有効化した環境でボリューム設定を高速化する「SELinuxMount」機能が将来リリース(おそらくv1.37)でデフォルト有効化される予定です。特権/非特権Podで同じボリュームを共有する構成などは動作しなくなる可能性があるため、v1.36のうちに監査と対応が推奨されています。SELinuxを使っていないクラスタには影響しません。
Kubernetes v1.36で「MutablePodResourcesForSuspendedJobs」機能がベータに昇格し、サスペンド状態のJobに対してCPU・メモリ・GPUなどのリソース要求を書き換えられるようになりました。バッチ処理や機械学習ワークロードのスケジューリング効率化に寄与する変更です。
Kubernetes v1.36で、kubeletのHTTPS APIに対する「fine-grained authorization」機能がGAになりました。これまで監視・ログ収集ツールに広範な権限であるnodes/proxyを付与せざるを得なかった問題を解消し、メトリクス取得などの用途ごとに最小限の権限を割り当てられるようになります。背景には、nodes/proxyのGET権限だけでコンテナ内でコマンド実行が可能になるという2026年初頭に報告されたリモートコード実行リスクがあります。
Kubernetes v1.36で、コンテナのrootをホストから分離するUser Namespaces機能が正式にGA(General Availability)となりました。10年前に提案され6年間開発が続けられてきた機能で、hostUsers: falseを指定するだけでコンテナ内のrootをホストのrootと分離できるようになります。Linux 5.12以降のID-mapped mountsが鍵となり、大容量ボリュームでも高速に利用できます。
Kubernetes v1.36では、コントローラのキャッシュが古くなる「staleness」問題に対処する新機能がclient-goとkube-controller-managerに追加されました。DaemonSet・StatefulSet・ReplicaSet・Jobの各コントローラがデフォルトで恩恵を受け、新しいメトリクスによる可観測性も強化されています。
Kubernetes v1.36ではSIG Node主導のMemory QoS機能(alpha)が更新され、memoryReservationPolicyによってスロットリングとメモリ予約を分離できるようになりました。QoSクラスごとにmemory.min/memory.lowを使い分ける段階的保護、キャパシティプランニング用の観測メトリクス、カーネルバージョン警告が新たに追加されています。
Kubernetes v1.36で、TopologyManagerやCPU Manager、Memory ManagerがPod単位のリソース指定(.spec.resources)に対応するアルファ機能「Pod-Level Resource Managers」が導入されました。メインコンテナには専有かつNUMAアラインされたリソースを割り当てつつ、サイドカーは共有プールで動かすハイブリッドな割り当てが可能になります。
Kubernetes v1.36で、Pod全体のリソース予算(.spec.resources)を実行中のまま変更できる「In-Place Pod-Level Resources Vertical Scaling」がBetaに昇格しました。InPlacePodLevelResourcesVerticalScalingフィーチャーゲートによりデフォルトで有効化され、サイドカーなど複数コンテナを持つPodのリソース調整が容易になります。cgroup v2対応やCRIのUpdateContainerResources対応など前提条件があり、対応はLinuxノードに限定されます。
OpenAIは、大規模AIトレーニングクラスタのネットワーク耐障害性と性能を高める新プロトコル「MRC(Multipath Reliable Connection)」を、Open Compute Project(OCP)を通じて公開しました。スーパーコンピュータ規模のネットワーキング基盤における新たな取り組みです。