Kubernetes v1.36、APIサーバー側でList/Watchをシャーディングするアルファ機能を追加
Kubernetes v1.36で、コントローラが監視するリソースをAPIサーバー側で事前に分割配信する「サーバーサイドシャード化List/Watch」がアルファ機能として導入されました。大規模クラスタでPodなど高カーディナリティなリソースを扱うコントローラの無駄な処理コストを削減することを狙った機能です。KEP-5866として提案されています。
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Kubernetes v1.36で、コントローラが監視するリソースをAPIサーバー側で事前に分割配信する「サーバーサイドシャード化List/Watch」がアルファ機能として導入されました。大規模クラスタでPodなど高カーディナリティなリソースを扱うコントローラの無駄な処理コストを削減することを狙った機能です。KEP-5866として提案されています。
Kubernetes v1.36で、APIの入力検証を型定義に埋め込んだタグから自動生成する「Declarative Validation(宣言的バリデーション)」がGeneral Availability(GA)に到達しました。これまで約1.8万行の手書きGoコードで管理されていた検証ロジックを、統一されたフレームワークに置き換えるものです。SIG API Machineryによる取り組みで、将来的にはOpenAPI経由でのバリデーションルール公開やKubebuilderなどエコシステムツールとの連携も見込まれています。
Kubernetes v1.36で、アドミッションWebhookやCELベースのポリシーをAPIオブジェクトではなくディスク上のファイルとして定義できる「マニフェストベースのアドミッション制御」がアルファ機能として追加されました。APIサーバー起動時に読み込まれるため、クラスタのブートストラップ時の防御の空白や、特権ユーザーによるポリシー削除を防げます。SIG API Machineryが開発し、KEP-5793として進行中です。
Kubernetes v1.36では、GPUなどのアクセラレータを柔軟に割り当てる仕組み「Dynamic Resource Allocation(DRA)」が大きく強化されました。優先順位付きリスト機能などがStable/Betaに昇格したほか、CPU・メモリの割り当てやPodGroup単位のリソース共有といった新機能もアルファとして追加されています。GPUフリートの運用やハードウェア障害対応、リソース可視化を求める運用者にとって多くの改善が含まれています。
Kubernetesの新機能「Volume Group Snapshot」がv1.36でGeneral Availability(GA)に達しました。複数のPersistentVolumeClaimをラベルで束ね、クラッシュコンシステントなスナップショットを一括取得できる機能で、APIはv1.27のAlpha、v1.32・v1.34のBetaを経て安定版となりました。CSIドライバー対応のストレージシステムを使う開発者にとって、アプリケーションを止めずに複数ボリュームの整合性を保ったバックアップ・リストアが可能になります。
Kubernetes v1.36で、Linuxカーネルの資源逼迫指標PSI(Pressure Stall Information)をKubelet経由で取得できる機能が正式GAになりました。SIG Nodeによる大規模検証でオーバーヘッドがごくわずかであることが確認され、ベータ版で問題になっていた誤検知の解消も行われています。CPU利用率などの従来指標では見えにくい遅延やスケジューリング詰まりを、ノード・Pod・コンテナ単位で観測できるようになります。
RabbitMQ 4.3.0が公開され、メタデータストアがKhepriに一本化されてMnesiaと関連するパーティション処理戦略が撤廃されました。あわせて旧来のClassic Queue v1ストレージが削除され、Quorum Queueには厳密な優先度制御や遅延リトライなど多数の機能強化が加わっています。アップグレードは4.2.x系からのみサポートされる点に注意が必要です。
Kubernetes v1.36は、AI/MLやバッチワークロード向けのスケジューリング機能を大幅に強化しました。Workload APIとPodGroup APIを分離し、gang schedulingやトポロジー考慮スケジューリング、ワークロード単位のpreemption、DRA連携、Jobコントローラーとの統合を新たにAlpha機能として提供します。分散学習やバッチ処理を運用する開発者にとって、Pod単位ではなくグループ単位での効率的な資源確保が可能になります。
Kubernetes Blogによると、v1.36でServiceの.spec.externalIPsフィールドが正式に非推奨となりました。セキュリティ脆弱性CVE-2020-8554を背景に、今後数回のリリースを経て段階的に機能が無効化・削除される予定です。MetalLBやGateway APIなど代替手段への移行が推奨されています。
Kubernetes 1.36にて、異なるバージョンのAPIサーバーが混在するクラスタで誤った404エラーを防ぐ「Mixed Version Proxy」がベータ機能に昇格し、デフォルトで有効になりました。StorageVersion APIへの依存を廃止しAggregated Discoveryへ移行したほか、複数のAPIサーバーの情報を統合するPeer-Aggregated Discoveryも新たに追加されています。
SIG-EtcdがKubernetesの基盤となる分散データベースetcdの次期バージョン、v3.7.0の最初のベータ版を公開しました。目玉機能は大容量結果セットをチャンク単位で受信できるRangeStream RPCで、v2store関連コードの完全撤廃も行われています。あわせてv3.4系のEOLにも触れられています。
Apache Kafkaの新バージョン4.3.0が2026年5月20日付でGitHub上にリリースタグとして公開されました。今回参照した公式リリースページには、バージョン名以外の詳細な変更内容はまだ記載されていません。具体的な機能追加や修正点については、今後公式のリリースノートやアナウンスの更新を確認する必要があります。

ElasticがKubernetes向け公式オペレーター「Elastic Cloud on Kubernetes(ECK)」の最新版3.5を公開しました。ラベルセレクターによる動的な名前空間管理や、メンテナンス時に安全に処理を止められるポーズ機能、全スタック間のmutual TLS対応などが追加され、運用面の使い勝手が向上しています。
Kubernetesプロジェクトが「v1.37.0-rc.0」をGitHub上で公開しました。これは正式版v1.37.0に向けた最初のリリース候補(Release Candidate)であり、詳細な変更内容はCHANGELOGで確認できます。バイナリのダウンロードリンクも同ページから提供されています。
Kubernetesの次期メジャーバージョンとなるv1.37.0のリリース候補「rc.1」が公開されました。詳細な変更内容はCHANGELOGに記載されており、正式リリースに向けた検証フェーズに入ったことを示すものです。
Supabaseは自前インフラで稼働させるself-hosted版の新バージョン「v0.8.0」をリリースしました。GitHubのリリースノートによると、APIゲートウェイの実装がEnvoyに切り替わり、これは破壊的変更(breaking change)として明記されています。詳細な変更内容は現時点で公開情報が限られています。
Prometheusの次期メジャーバージョンとなるv3.14.0のリリース候補「v3.14.0-rc.0」が公開されました。PromQLの期間式(duration expressions)がデフォルトで有効になり、first_over_time関数が安定版に昇格するなどの仕様変更に加え、TSDBのデータ損失に関わる重大なバグ修正が多数含まれています。

GitLab公式ブログが、GitLabを中枢としてAWS上のインフラ構築からアプリケーションデプロイまでを完全自動化するチュートリアルを公開しました。OpenTofuによるインフラのコード化とArgo CDによるGitOpsを組み合わせ、3段階のCI/CDパイプラインで一気通貫の運用を実現する構成です。AWS Summit Madrid 2025でGitLabパートナーのCloberが披露したデモがベースになっています。

GitLabは「GitLab Secrets Manager」に、KubernetesのExternal Secrets Operator(ESO)、Terraform/OpenTofu、OpenBao/Vault CLI、APIからのシークレット取得をサポートしました。これにより、CI/CDだけでなくKubernetesやIaCでも同じシークレットストアを使い回せるようになります。現在はPremium/Ultimateプラン向けにパブリックベータとして無料提供中です。
Google Cloudが2026年8月5日付で公開したリリースノートでは、Cloud MonitoringのTelemetry API GA化、Cloud SQL for MySQLのPerformance capture GA化、GKEでのワークロード最適化とArm対応、Google SecOpsの脅威インテリジェンスフィード移行、Lookerの多数の新機能自動有効化など、複数サービスにわたる更新が一括で発表されました。開発者は監視・データベース運用・Kubernetes・セキュリティ・BIの各領域で新機能を利用できるようになります。